home > blog > 写真日記 > ぼろぼろな駝鳥な動物園

ぼろぼろな駝鳥な動物園

2020/9/13 20:52

小さな、もの心つかない子供のころから、なぜだか動物が好きだった。。
父方の祖父母の家に行くと、猫をかまいすぎて嫌われるか、上の家にヤギを見にゆき、母方の祖父母の家に行くと、あまり遊んではくれない老犬とぼーっとするか、下の家に牛を見にいった。。

少し前、田舎で歯医者の話になり、母に
「そいえば小さい時、ずーっと治らない歯医者に通ってたね、なんであそこがよかったの?」
と尋ねたら「だって、『あの鯉がいる歯医者でないと行かない!』って言うから、、」。。と帰ってきて爆笑した。。

その頃のあたしが、何度となく連れて行ってもらったであろう小さな動物園が、近くの街の石垣しか残ってないお城跡の公園にあった。田舎の山奥の街のまぁ寂れた風合いで。。高村光太郎の『ぼろぼろな駝鳥』が国語の教科書に出てきた時、迷わずにあの動物園のことを思った。。

それでも、幼少のおりは大喜びで動物たちを眺めていた。。だろうと思うんだけど、意外と何がいたのか、まったく覚えていない。。ライオンがいた気がする。。ゾウ?。。キリンはいないか。。最後に行ったのはいくつだったんだろう?。。

おぉ。。うきぺでぃあがあった!w。。

ライオンは居たようだ!(たぶん、駝鳥のイメージ)、ゾウはいなかった。。ペンギン?!。。おそらくフンボルさんだろう。。キングさんだったら絶対忘れない!。。っていうか、2011年まであったのか!!。

そんな微かな記憶をかき分けて、唯一はっきりと残る記憶がある。。
立派な最大サイズに育ったオオサンショウウオがみちっと並んだプールである。。今時の動物園みたいにガラス越しに見れるんじゃなくって、コンクリのプールに手すりのように金あみが張ってあってね。。上から濡れて黒っぽくなったコンクリに隠れた大きな体を見つけて眺める。。
大きな。。じっと動かない。。大きなナゾの両生類。。大きな頭。。食いついたら離れないんだという。。むちっとした手足。。ヒレっとしたしっぽ。。

大きいものが好きだった。。その種の中で最大とか、やけにときめいた。。クジラだったらシロナガス、ペンギンだったらコウテイ、星だったらベテルギウス(当時)。。そんなでっかいフェチにささっていたのだろうか。。とにかく。。オオサンショウウオのことは。。覚えている。。

そして、そんな動物園でも。。あんな田舎なのに身近にあったことをありがたいと思う。。ぼろぼろな駝鳥っぽさと、オオサンショウウオのことを覚えていたいと思う。。

オオサンショウウオの画像

(アイキャッチ画像とも)@恩賜上野動物園 いまでももちろん大好き。。